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全体の約30%の子が悩んでいる!我が子が花粉症になった時の対処方法は?

育児サロンのよしです。

毎年春になると多くの日本人が悩んでいる花粉症ですよね!

鼻水や目のかゆみにくしゃみなど様々な症状に悩まされている人も多く、病院へ受診する人も多くなります。

花粉症というと大人が悩んでいる人が多いイメージがあるかもしれませんが、実は子供の花粉症は年々増加しています。

10~19歳の子供では全体の30%が花粉症に悩んでいるというデータがあります。

10歳以下でも20%前後の子供が悩んでおりますが、春は花粉症だけではなくインフルエンザなど様々な感染症が流行するため、花粉症と分からない人も多いです。

実際我が子も最初は風邪だと思って医療機関を受診しましたが、検査をした結果初めて花粉症と知りました。

では、子供が花粉症になった場合どうすればいいのか解説していきます。




 

子供の花粉症も辛い….

子どもも花粉症になってしまう事で、鼻水や目のかゆみ等を症状を訴えます。

花粉症の症状がでると園や学校生活においても集中力が維持できず活発に動くこともできなくなってしまいます。

多くの子がスギ花粉が飛散する春ごろにこの症状を訴える子が増えてきますが、花粉症の原因はスギだけではありません。

稲やブタクサなど様々な花粉が原因で発生し、時期も春だけとは限りません。

そのため、原因を調べるにはアレルギー検査をする必要があります。

アレルギー検査は小児科でも簡単に行えます。

まず数あるアレルギーの中から気になるものや検査しておきたい項目を10個選びます。

個数は病院によっても多少異なるので、詳しくは医療機関へ問い合わせをしてください。

少量の血液を採取し、2週間前後で検査結果が出ます。

再度医療機関を受診した際に診察で検査結果を教えてくれます。

もしその際に花粉症が見つかった場合は薬を処方して貰えるので、そちらを使用すれば大人同様アレルギー症状が改善されていくでしょう。

注意

花粉症の薬を使用すると、日中眠くなり集中力が無くなってしまったり鼻水や鼻詰まりなどの花粉症特有の症状で眠れなくなってしまう子供もいます。

大人も同様ですが、夜間眠れないと翌朝疲れも取れず強い眠気に襲われます。

特に機械操作をされる方や運転をされる方は注意が必要ですが、登園や登校中に注意力散漫になってしまい、思わぬ事故を引き起こす原因にも繋がるため、子供が最近夜に眠れないという場合は日中注意が必要になります。

治療方法はどうすればいいの?

子どもの花粉症の治療方法は基本的に大人と同じです。

症状に応じて飲み薬やステロイド点鼻薬に目薬など症状に合った薬を使用して痒みを抑えていきます。

以前は大人が使用できる薬が多かったのですが、近年は子供の花粉症も増えてきていることから第二世代の抗ヒスタミン薬も子供に使用できるものが増えてきました。

目がかゆい場合

まず代表的な目のかゆみの治療ですが、目がかゆい場合は眼科を受診する必要があります。

この薬物療法ですが花粉症がは初期療法が重要とされています。

何故なら重症化してしまうと目薬が効きづらくなってしまうからです。

そのため症状が軽いうちに目薬を使用する事で、花粉症シーズンになってもかゆみをコントロールすることが可能です。

花粉症専用の点眼薬の使用は、花粉飛散予測日の2週間前もしくは症状が少しでも出始めた時点で治療を開始します。

こうする事で日常生活もかなり過ごしやすくなるので、お子様の集中力をかゆみで妨げることもなく、大人の場合も仕事に影響が出にくいでしょう。

 

もし抗ヒスタミン薬で症状が改善されない時はステロイド点眼薬も併用となります。

ですが、このステロイド点眼薬を使用する場合は眼圧上昇という副作用が現れることもあり、定期的な検査を必要とします。

 

鼻の治療

鼻水や鼻づまりなどの鼻の症状を改善するには薬物療法とアレルゲン免疫療法、手術療法の3つから選択されます。

鼻の治療も目の治療と同様に初期療法が重要となります。

早い段階で適切な治療を受ける事で花粉シーズンが到来しても症状のコントロールを行う事が出来るので、春ごろになって鼻水が出始めたりくしゃみが出てきなたと思ったら早めに受診をしてください。

 




治療には導入療法と維持療法があります。

メモ

導入療法は症状が強くなってしまってから始める治療で、経口ステロイドを1週間服用したり鼻噴霧用ステロイド薬を使用しての治療になります。

維持療法は初期療法や導入療法で症状が抑えられた状態を保つ治療になります。ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬を使用しての治療です。

 また最近ではアレルゲン免疫療法という治療を行う人がいます。

これはあえてアレルギー物質を少しずつ体内に取り入れる事で抗原に対する反応を弱めていく治療です。

子どもでもアレルギーが多くて生活する上で不自由な場合、この治療を行うケースがあります。

ただしこの治療を行う際、副作用が現れる事が多く、中にはショック症状が出ることがあります。

そのため、お子様が行う場合は保護者も一緒に入院して24時間経過観察になります。

ショック症状は稀ですが、この治療を受ける際は医師とよく相談をしましょう。

最後に

いかがでしたか?

こどもの花粉症はこれからどんどん増えるといわれており、症状が現れた際は早めに受診して薬を服用する事でシーズン中も症状をコントロールしていくことが出来るでしょう。

花粉症の薬を使用する事で症状はだいぶ改選されていきますが、症状が軽くなったからと言って勝手に薬をやめてしまうと再度症状が合わられることがあります。

シーズン中はしっかりと服用をして花粉症対策をします。

また、薬を飲んでどうしても強い眠気に耐えられないという人は一度医師や薬剤師に相談をしてみましょう。

花粉症は薬以外にもマスクや専用眼鏡を着用して鼻腔や目の粘膜から花粉を取り入れるのを防いだり最近は花粉を落としやすい衣類もあるので、そういったものを利用するのもお勧めです。

また普段から健康維持に気を付け、食事や睡眠をしっかりとる事で症状の改善に効果を発揮するかもしれません。

不要な夜更かしを避けたり野菜や乳製品をしっかり摂取し、花粉症対策を徹底しましょう。

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