育児サロンのよしです。
手軽な移動手段として、大人も子どももよく利用している自転車!
そんな自転車に万が一に備えて、保険がかけられるのをご存じでしょうか?
「自転車保険って何?」
「自転車保険が義務化されているって本当?」
「車の保険でカバーできる?」
今回は、自転車保険にまつわる様々なギモンを我が家の体験談を交えながら詳しくお話ししていきます。
目次
自転車保険とは?
自転車は身近で便利な乗り物である反面、事故に巻き込まれたり、事故を起こしてしまったりする可能性が高いですよね。
最近では、自転車と歩行者との事故であっても、高額な賠償金を請求されるケースが増えてきているそうです。
自転車保険は、自転車に乗っている間に発生した損害を補償してくれるものです。
補償対象は「自分のケガ」と「相手への賠償」です。
万が一のときに備えて加入しておきたい保険だと言えるでしょう。
義務化されているって本当?
自転車保険は民間の保険会社の商品ですが、各自治体で加入の義務化や努力義務化が進んでいます。
被害者側の救済を確実に、加害者側の経済的負担を軽減するための措置とされています。
義務化と努力義務をあわせると26の都道府県が条例を制定しています。
※地方公共団体の条例制定状況
都道府県 | 政令指定都市 | |
義務化 | 山形県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、滋賀県、兵庫県、京都府、大阪府、奈良県、愛媛県、福岡県、鹿児島県 | 仙台市、さいたま市、相模原市、名古屋市、京都市、堺市、福岡市 |
努力義務 | 北海道、茨木県、群馬県、千葉県、富山県、和歌山県、鳥取県、徳島県、高知県、香川県、熊本県 | 千葉市、北九州市 |
加入の義務化されている地域で自転車に乗る場合、その地域の住民でなくても加入が必要になります。
また、未成年の子どもの場合は、保護者が保険に加入させなければなりません。
加入にあたってのポイント
義務化と聞いて、「急いで加入しなければ」と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、実はもうすでに必要な保険に入っている可能性もあります。
義務化で加入が必要なのは、自分が加害者になってしまった場合の損害賠償を補償する保険なんです。
これを個人賠償責任補償といいます。
なので、自転車保険と名前がついていなくても、次のような保険に同様の補償が付いていることもあります。
<個人賠償責任補償がある保険の一例>
- 自動車保険
- 火災保険
- 傷害保険
- TSマーク付帯保険
- 共済 など
はてな
TSマークとは、安全整備士が点検確認した自転車に貼付けされるもので、青色マークと赤色マークの2種類があります。
契約期間は1年で、自転車1台ごとの契約になっています。
これらの保険に加入しており、オプションで個人賠償責任補償をつけていればOKということになります。
補償が重複していても受け取れる保険金が増えることはなく、保険料を余分に払っている可能性もあります。
まずは自分がどんな保険に入っているのか、保険証券や問い合わせで確認してみることをおすすめします。
おすすめの自転車保険
本人向けのタイプと、家族全員の補償がまかなえるタイプがあります。
どれも低価格で簡単に加入できます。
<個人タイプ>
商品名 | 個人賠償補償 | 入院日額 | 月額保険料 | |
セブンイレブン | 自転車向け保険 | 3億円 | 4000円 | 333円 |
au損保 | ケガの保険交通事故 | 1億円 | 6000円 | 470円 |
<家族タイプ>
商品名 | 個人賠償補償 | 入院日額 | 月額保険料 | |
全日本交通安全協会 | サイクル安心保険 | 1億円 | なし | 103円 |
楽天保険 | サイクルアシスト | 1億円 | 2500円 | 250円 |
LINEほけん | 自転車ライフ安心保険 | 1億円 | なし | 100円 |
我が家の体験談
二女が自転車で通学途中に軽自動車と接触してしまったんです。
まさか事故にあうなんて思ってもみなかったので、気が動転してしまって本当に大変でした。
ヘルメットをかぶっていたので、幸いにもケガは打撲程度ですみ、大事には至りませんでした。
諸々の手続きや書類の提出に加え、病院や学校への送り迎えも始まって忙しい日々を過ごすことになりました。
やはり一番消耗したのは、相手の保険会社の方とのやり取りですね。
こちらに何か補償をつけていれば、保険会社の方に対応してもらえたのにと今更ながら感じています。
もし自転車保険に加入されるなら、示談代行のサービスが付いているかどうかも確認した方がいいと思います。
そして、大きくなってもヘルメットをかぶる習慣はなくしてほしくないなと思っています。
最後に
いかがでしたか?
自転車保険のしくみと賢く選ぶポイントについてお話してきました。
- 自転車保険の主な内容は、「自分のケガ」と「相手への賠償」である
- 条例で加入が義務化されている自治体があるので、確認が必要
- 「個人賠償補償」がついていれば、加入できているので確認が必要
- 保険には、個人タイプと家族タイプがある
自転車の事故は、特に子どもが起こすと、親はとても心配になります。
まずは、保険の加入状況を確認するところからはじめてみてください。
事故はあってはならないことですが、もしもに備えてすこしでも安心してもらいたいと思います。