育児サロンのよしです。
最近、子どもの自己肯定感を高めることの重要性を聞きますが、「実際子どもにどう接してあげれば良いの?」と悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する「子どもの自己肯定感の高め方」を読んでいただくと、今すぐ誰でも子どもの自己肯定感を高めるためにどのように子どもへ接してあげたら良いのか分かるようになります。
なぜなら、僕も実践してみて子どもが物事に積極的に取り組めるようになったことを実感したからです。
そこで、今回は子どもの自己肯定感についての解説と、子どもの自己肯定感を高めるために親が出来ること、そして逆に自己肯定感を下げてしまう行動をご紹介させていただきます。
目次
子どもの自己肯定感とは?
メモ
自己肯定感とは?
その名の通り自分を肯定することの出来る力、すなわちどのような状況でも自分のことを認めてあげられる力です。
自尊心や自己有用感、自己重要感と表現されることもあります。
子どもの自己肯定感が高いとどうなる?その重要性について
自分を大事に出来る
自己肯定感が高いと、自分自身を尊重出来るようになります。
これは空気を読めないこととは違います。
自分の意識の根底に「自分は存在しているだけでそれでいい」という感覚があり、その結果様々なプラスの行動を積極的に出来るようになります。
他者を大事に出来る
自己肯定感が高いと、自分を大事に出来ることと同じくらい他者を大事にすることが出来ます。
相手も自分と同じように大事な存在であると理解しているため、それに伴った行動が出来るようになります。
思いやりのある優しい人になれます。
失敗を恐れない
自己肯定感の高い人は、「例え失敗をしても自分自身が大切な存在であることには変わりない」という感覚を根底に持っています。
そのため、遊びや勉強、仕事などありとあらゆる行動を積極的に行うことが出来るようになります。
失敗しても、諦めずにチャレンジし続けることが出来るため、問題解決能力が高くなります。
このようなガッツのある行動を、無理やりではなく自然な心理で行うことが出来るのが自己肯定感の高い人の特徴です。
幸せな人生を歩める
自分と相手を大事にして、失敗を恐れず物事に積極的に取り組める人は良好な人間関係を作ることが出来ます。
人間の悩みの90%以上は人間関係と言われていますので、良好な人間関係を作ることが出来れば幸せな人生を歩むことが出来ます。
また、自己肯定感の高い人は嬉しいことや楽しい出来事を素直に受け取ることが出来るので、幸せを素直に感じることが出来るのです。
子どもの自己肯定感が低いとどうなる?
自信がなく受け身的
自己肯定感が低い人は、自分の価値を感じることが出来ないのでいつも自信がなく、積極的な行動が出来ません。
友達が何らかの行動をするなら、その輪から取り残されないためにやりたくもないような同じ行動をとってしまうことが例として挙げられます。
自己肯定感が低いと積極的になれないため問題解決能力が低く、優柔不断になりやすいと言われています。
他者の評価が自己評価に直結する
自己肯定感の低い人は自分に自信がないため、他者の評価が全て自分の価値に直結します。
これにより就職して社会に出た時など、少しでも辛い目に合ったならすぐに辞めてしまうということにも繋がります。
また、他者評価が全てなので、自分のやりたいことよりも他者がやらせたいことを優先してしまう傾向にあります。
やりたくないと思いながら勉強したり、行きたくもない大学に行くということにも繋がるので自分の歩みたい人生を歩めなくなります。
他者に対して批判的になりやすい
自己肯定感の低い人は自分のことを大切にするという感覚がないため、他者のことを蔑ろにすることに罪悪感を持ちません。
また、周りの評価で自分の評価が決まると考えているため、他者の評価を自分より相対的に低くしておきたいという心理も働きます。
生きにくさがある
自己肯定感が低いと他者に対して良い関係を築きにくくなるため、様々なコミュニティで良い人間関係を築けるとは言えません。
そのため幸福感を持てずに、生きにくいと感じてしまうことにも繋がります。
積極的に行動が出来ないことから、何らかの問題が発生しても解決することが出来ない傾向もあります。
社会に出てからはより多くのストレスを感じやすくなることが予想されます。
子どもの自己肯定感を高めるために親が出来ることとは
そのままのあなたを大好きと伝える
「親の言うことを聞けるから大好き」などの条件付きではなく「私はいつでもあなた自身が大好き」と伝えることで子どもの自己肯定感を守ることが出来ます。
毎日伝える必要はありませんが、私にとってあなたはかけがえのない存在であることは伝えておくべきです。
子どもの行動を認める
子どもは何事にも興味を持って動き回ります。
特に2~3歳の頃は自分で出来ることが増えていろんなものに手を伸ばしがちです。
危険が伴う場合はやめさせなくてはなりませんが、なるべく子どものやりたいようにさせてあげましょう。
怒ったり叩いたりしない
叱ることと怒ることは別です。
親が自分の感情のままに子どもを怒ったり、叩いたりすることは子どもの自己肯定感を著しく低下させます。
現代では、「なぜそのような行動をしてはいけないのか」を分かりやすく諭してあげることが必要になってきています。
自分で選択させる機会を作る
小さなうちは親が一緒になって物事に取り組むことが多いと思いますが、なるべく子どもが主体的に物事を選べる機会を作っていきましょう。
大きくなってからですが、例えば受験などで親の顔色を窺って行動するタイプになってしまったら、自分の人生を主体的に歩めなくなる恐れがあります。
話をしっかり聞いてあげる
その子どもによって話す量は違いますが、小さいうちから子どもが話していることをしっかり聞いてあげましょう。
よくスマホを見ながら子どもと会話している人もいますが、それでは子どもは「自分の話は聞いてもらえない」と感じてしまいます。これが自己肯定感の下がる要因です。
もちろん小さいうちは話が上手なわけではないので、会話として成立しない部分もありますが、話を伝えようとしていることを相槌をうちながら認めてあげましょう。
最後に
いかがでしたか?
現代はAIの発達、IoTの普及によって社会が劇的な変化を遂げています。
そのため、うちの子どもが大人になる頃には今ある職業の大部分が消えてなくなることが予想されます。
すると、今のままでは人間の役割がなくなってしまう恐れがあります。
つまり、与えられたことをこなしているだけでは、立ち行かなくなる時代がもうすぐ来るということです。
これから子ども達は、人の顔色を窺うなどではなく、自ら主体的に行動出来る、問題解決能力の高い人に成長する必要があります。
そのために親が出来ることとして非常に重要なのが、子どもの自己肯定感を高めることなのです。
AIに勝つには自己肯定感を高めるしかないと言えるくらい大事なことなので、是非参考にしていただけると幸いです。