育児サロンのよしです。
家族団らんと聞けばあたたかい家庭がイメージされ、とってもメリットがありそうな気がしますよね?
では、具体的にどんな教育効果があるかご存知でしょうか?
最近では共働き家庭が多く、子どもも習い事をしていたりとなかなか家族全員そろってまったりするということが難しくなってきているかもしれません。
みんな忙しいですからね。
そこで今回は、家族団らんがもたらす子どもへの教育的効果としてどんなものがあるのか、そして共働き家庭など忙しい環境でも家族団らんを楽しむ工夫をご紹介します。
目次
家族団らんの効果について
家族団らんによって子どもにたくさん良い影響が起こりますので、ご紹介していきます。
家族と過ごすことに安心感を感じられる
家族が仲よくいい雰囲気であればあるほど、子どもの心は落ち着きます。
そのためには家族団らんの時間を意識的にとっていくことが大切だそうです。
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/family/enlightenment/h20/pdf/h20all.pdf
(参照:内閣府ホームページ)
すると、家族が子どもにとっての安全基地となるので、子どもは様々な物事に積極的にチャレンジできるようになります。
家族で作れる安心感が、子どもの成長に良い影響をもたらすと言えそうです。
コミュニケーション能力を高め、自己肯定感を高める事が出来る
家族団らんではパパやママは子どもに対して今日一日あったことを聞く機会があると思います。
それに対して子どもは話したいことを自分なりに話すようになるので、相手に何かを伝える練習になります。
また、パパやママからの話を聞くこともあるので、人の話を聞く練習にもなります。
特に自分の話を相手に伝えて、それを認めてもらうという流れを繰り返すことで、子どもの自己肯定感を高めることにも繋がります。
食事の楽しさを知り、健康づくりに役立つ
ごはんは一人で食べるよりも、家族みんなで楽しく食べる方が美味しくなり充実感を味わえます。
「食事は楽しい」と知ることで、その子の人生は豊かになりますし長い人生における健康づくりにも役立ちます。
また、みんなで食べることで食べすぎによる肥満や、好き嫌いなどによる偏食を防ぐことも出来ます。
やってはいけない!家族団らんでのタブー
子どもとの会話に興味を持たない
せっかく仕事の忙しいパパやママが食事を一緒にして子どもとの時間を取れていても、子どもが話すことに対して「いいから早く食べなさい」とあしらってしまうケースがあります。
例えば、「口に食べ物が入っているときは口を開けて喋らないようにする」などのルールはあっても良いと思いますが、家族団らんの食事はみんなで楽しむもの。
「これ美味しいね」「これ食べたかったんだよね」「野菜苦手だけど身体にいいから頑張って食べようね」という会話をしながらの食事はごく自然な事だと思います。
そのため、「食事を早く終わらす」のではなく「一緒に楽しむ」ということを意識して家族団らんすることが大切と言えます。
「早く食べなさい!」とせかすのもあまりよくありません。
もしどうしても子どもの食が進まないのであれば、「早く」とせかすのではなく子どもの体調や、おやつの量、ごはんの時間などに問題がないかをチェックする方が有効です。
子どもを残して離脱してしまう
パパやママの方が先に食べ終わることも多いと思いますが、子どもが食べ終わるまで一緒に席についておくことをオススメします。
というのも「食べ終わったら終わり」というのは食事と家族団らんを完全に切り離す考え方だからです。
家族団らんはコミュニケーションの場ですから、食べ終わったらすぐに寝っ転がってスマホをいじりだすとかではなく、最後まで一緒にテーブルを囲んで家族一緒に過ごすことが大切です。
わが家はこれをやりがちなので最近注意するようにしています。
行儀について厳しくしすぎる
家族団らんは楽しく過ごすことが大切です。
そのため、しつけなど何度も同じことをガミガミ言っていたらだんだん子どもも辛くなってきます。
家族みんなが居心地いいと感じられる家族団らんの時間をとることが大切です。
共働き家庭でできる家族団らんの工夫
朝食を一緒に食べる
夜は仕事で帰るのが遅くなるというパパやママは多いと思います。
それではなかなか時間を合わせるのは難しいもの。
そこで家族全員が必ず顔を合わせることの出来る朝食のタイミングで、家族団らんの時間をつくるという工夫もありだと思います。
毎日でなくてもいいので、家族団らんデーを決める
例えば週末や、土日など、家族がみんなそろいやすいタイミングを検討して「この日は家族団らんデーにしよう!」とあらかじめ約束しておく方法です。
家族団らんは無理して毎日しなくてはならないことはありませんので、できる日をみんなで決めて、一緒に過ごしていくことが大切です。
テレビを見ながら食べない
「ながら食べ」をしていると今自分がどんな食材を食べてどんな味がするのかが分からなくなります。
そしてどのくらいの量を食べたのかも分からず満腹感を感じるタイミングもずれてしまいがちです。
食育の観点からも良くありませんし、家族同士のコミュニケーションも取りにくいです。
テレビを見ながら食べる日もあるとは思いますが、家族団らんデーを決めているなどであれば「ながら食べ」は避けた方が良いかもしれません。
最後に
いかがでしたか?
家族団らんについての子どもへのメリットと教育効果をご紹介しました。
みなさんお忙しいのでなかなか時間を作るのは難しいとは思いますが、毎日ではなくてもいいので家族団らん時間を作ることをオススメします。
ご参考にしていただけると幸いです。