体調不良・病気

大人でも感染する?アデノウイルス感染症とは?

育児サロンのよしです。

気温が低い秋冬は、様々な感染症が流行しやすくなり、発熱や嘔吐に下痢などで登園や登校が出来なくなる子供も多いでしょう。

先日私の子供が通っている幼稚園で「アデノウイルス」についての説明がありました。

今、アデノウイルスが流行しており、感染した場合重症化する恐れもある恐ろしいウイルスです。

このウイルスは子供だけではなく大人も感染する危険性があるため、これからお出かけや冬休みになるシーズンは特に感染には気を付けなければ行けません。

では、アデノウイルスに感染した場合どんな症状が現れるのでしょうか?

また家庭で出来る対策方法についても紹介していきます。




アデノウイルスの症状とは?

アデノウイルス感染症は、「アデノウイルス」というウイルスに感染したことで発症する病気です。

メモ

このウイルスは風邪の様に様々な型のウイルスが存在することから「何度でも感染する」というのが特徴です

感染すると多くの人が高熱や咽頭炎によるのどの痛み、扁桃炎に目の充血や目やにがたくさん出てしまう結膜炎。

腹痛や下痢に嘔吐などの胃腸炎症状など様々な症状が起こります。

プール熱という病気を1度は効いたことがある人も多いかもしれませんが、プール熱という咽頭結膜熱はアデノウイルス3型と4型で発症しやすいといわれています。

ウイルスに感染した時の3大症状と言われている発熱・咽頭痛・結膜炎が起こりやすくなりますが、100%この症状が全て揃って発症するという訳ではありません。

結膜炎のみの感染の場合はアデノウイルス8型の可能性が考えられます。

 

メモ

アデノウイルスは感染すると直ぐ発症するわけではなく、感染してから5~7日の潜伏期間を経てから発症するのが特徴です。

そのため、感染している疑いのある人と接触している場合、1週間は注意が必要になります。

このウイルスはとにかく「感染力が強い」ということで、インフルエンザウイルス並みに最強と言われ、子供だけではなく園や学校にいる保育者や親も感染する可能性が十分考えられます。

特に小さなお子様が感染してしまった場合、オムツ交換の時に汚染物処理をしている際にしっかり手を洗わなかったりマスクをしてしっかり処理をしなかった際危険です。

 

アデノウイルスが発症すると、咽頭痛や発熱という症状が現れます。

この時点で医療機関へ受診すると周りにだれか感染していないか確認をされます。

咽頭後壁が真っ赤に炎症を起こしていたり、扁桃腺に白い膿がついている場合は要注意です。

簡易検査があり、10分ほどで陰性か陽性か判断することが出来るでしょう。

インフルエンザウイルスの場合は鼻の奥に綿棒を突っ込んで検査をしますが、アデノウイルスの場合はのどの粘膜か若しくは結膜から粘膜を採取します

 

アデノウイルスが陽性だった場合で今は結膜炎症状がなくても遅れて結膜炎になるパターンもあります。

このウイルスに感染した場合、登園や登校は出来なくなります。

学校保健法では「主要症状が消失した後、2日を経過するまでは出席停止」という様に義務付けられています。

例え熱が下がっても周りに移す可能性があることから、このような保険法が設定されているのです。

 

アデノウイルスに感染した場合、残念ながらアデノウイルスに対しての特効薬というものは存在せず、対処療法による治療です

熱がある場合やのどが痛い場合は解熱鎮痛剤を処方され、胃腸の調子が悪ければその症状を緩和する薬を飲んで回復するのを待ちます。

ポイント

薬をのんでしっかりと休めば大体の人が5日ほどで回復します。

治療中は体をゆっくりと休めることと栄養のある食べ物を食べたり水分をしっかりと摂取することが大切です。

食事に関しての制限はないので、のどの調子も良ければ普通に食べてもいいのですが、のども痛く発熱で辛い場合はつるんと食べれるゼリーやプリン、おかゆなど余りかまなくても飲み込めるようなものがいいでしょう。

それでも食べれない場合は経口補水液などを飲んで脱水症状は避けるようにしてください。

特に下痢をしている場合は体の水分はどんどん下痢で失われていくので、しっかり水分は摂取しましょう。




アデノウイルス感染症を予防するには?

アデノウイルスは飛沫感染や接触感染、糞口感染が原因とされています。

外出する際はマスクを着用して飛沫感染から身を守りましょう。

ドアノブやおもちゃなど感染者が触りそうな場所はウイルスが付着していることが多く、帰ってきたら手洗いうがいを徹底します。

また感染の可能性、もしくは感染している子供のオムツを交換する際、交換した人もしっかり手を洗わないと感染します。

また、唾液にもウイルスが含まれているので、おもちゃを定期的に消毒するといいでしょう。

感染者とタオルや食器の共有は基本的には避けましょう

共有するとそこからウイルスが広がって家族に感染する危険性もあるからです。

感染者がいる場合は食器やタオルを別にし、しっかりと殺菌消毒をしてあげます。

 

また、ウイルスに負けない体を作るには免疫機能を高める必要があります。

免疫は私たちの中にウイルスや細菌が入ってきた際にそれらをやっつける働きをします。

この免疫は体が疲れていたり栄養が偏った食事に不規則な生活をしてると弱くなってしまいます。

すると風邪だけではなく様々なウイルスに感染しやすく、場合によっては重症化してしまうケースも考えられます。

日ごろから食事の栄養バランスには十分注意し、睡眠時間を確保することで強い体を作ることが出来ます。

 

アデノウイルスはお風呂でも感染する危険性があります。

もし感染している人が先にお風呂へ入ると、後から入った人が感染する危険性は十分あります。

そのため、感染している人は一番最後に入ることで感染拡大を防ぐことが出来るでしょう。

またウイルスは選択しただけでは死滅をしない為、もし嘔吐している場合は洗濯物も分けて洗う方がおすすめです。

 

最後に

いかがでしたか?

アデノウイルスは空気が乾燥しやすい秋冬に感染する人が増え、感染力は非常に強く更に二次感染の危険性も非常に高いウイルスです。

症状も人によって異なり、重症化するケースが多いです。

園や学校でアデノウイルスが流行している場合、自分の子供も体の中にウイルスが潜伏している可能性は十分考えられます。

そのため、1週間はお子様の様子を確認し、のどが痛くないか、胃腸炎症状や発熱は無いか聞いてみましょう。

注意

もし発熱やのどの痛みが現れた場合、すぐに小児科を受診してください。

登園や登校許可書が必要なケースもあるので、その際は再度医療機関を受診し、医師が診察して登園や登校しても問題がなければ行くことが出来ます。

ただし、症状が無くなっても体内にはウイルスが潜伏している可能性があります。

2~4週間は便の中にウイルスがいる可能性はあるので、オムツ交換の際は特に注意をしましょう。

 

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